マーラ先生のメッセージ

 

マーラ・アプト先生はシニアレベルのアイアンガーヨガ指導員で、LAを中心に世界中で指導をされている。私もここ数年毎年、来日ワークショップに参加している。

 

 

彼女が日本のヨガ練習生に向けて語ったメッセージが最新号のYOGAYOMUに掲載されていて、その内容がとても素晴らしいので転記してご紹介。 

 

<YOGAYOMU VOL,33 AUTUMN ISSUE 15ページ>

日本の生徒さんたち、ヨガをプラクティスされている皆さんにまずお伝えしたいのは、皆さんが先生方から学ばれていることは、自分でプラクティスするためにあるものだということです。
1日にたとえ数分しかヨガをプラクティスする時間がなかったとしても、その時間を確保するようにしましょう。その5分、10分、1時間を睡眠や他の日常的な活動に費やす以上に、自分に栄養を与えてくれます。
もちろん、他に果たすべき責任があるのも当然ですが、ヨガとは、自分自身に責任を持つことです。そうすることで、自分が受け取るものを100倍にして世の中に返していくことができます。ヨガをプラクティスして、自分を取り巻く世界のために無償の奉仕をしましょう。
たとえそれが、実に充実した一度のプラクティスであっても、ヨガを通して自分に育まれる感情、自分が周りの世界とつながっているという感覚を一日中通して味わっていられるように心がけてみます。
自分がプラクティスの中で体得した質を日常生活に戻す術を探るのです。
例えばそれがプラーナヤーマで学んだ呼吸の記憶であったとしても、それを一日保持することができます。いつの日か、ヨガが与えてくれる穏やかで寛大な精神を周りの世界に還元していくことができます。そして皆さんは、社会の力強い一員となり、ヨガのプラクティスにも力がみなぎるようになるでしょう。頑張ってくださいね。

 

 

ヨガスタジオに通うこと・・・

先生に教わること・・・

より良い(とその時の自分の価値基準で思える)先生を次々と探しまわること・・・

 

いつの間にか手段が目的化してしまって、本質が見えなくなることってあるよなーとちょうど最近考えていた。教わること、教わる姿勢はもちろん大切だけど、いつでも、いつまでも「先生の存在に依存しきったプラクティス」のまんまじゃしょーがない。

 

『プラクティスの中で体得した質を日常生活に戻す』

 

この一言に尽きるんじゃないかな。

 

※この秋からリニューアルしてさらに内容充実のヨガ専門フリーペーパー、「YOGAYOMU」はヨガスタジオで入手可能です。