休息・回復のためのヨガ

 

リストラティブヨガでは様々な道具(ボルスター、ブランケット、ブロック、ベルト、サンドバック、アイピロウ、椅子、壁にぶらさがったロープ等)を使って安定した心地よい姿勢を作り、それを長く保っていく。

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 (C)Mahina Pharmacy

 

血流を促進し、血圧を安定させ、身体機能を回復し、呼吸を深め、プラーナ(気の流れ)を整え、副交感神経を優位にし、リラックス状態を作り・・・といった様々な効果を引き出して、積極的に休息・回復を目指す。

 

この、積極的に」がポイント!

 

疲れてるんならゴロゴロのんびりすりゃーいいじゃない・・・とも思うけど、いっぱい寝ても眠いとか体を動かしてないのにダルイとか、いっこうに疲れが取れない時ってある。

 

ただ寝る、だとか全身を完全にドロ~ンと弛緩してダラダラ休むってことだけでは解消できない心身の疲労に対して、効果的な姿勢を保つだけの最低限の筋力はちゃんと使って「積極的に仕掛けて」休息・回復しましょ!ってこと。

 

仮に、「眠りだけが休息・回復の手段だ」とするならば、なぜ私たちは毎日寝てい るにも関わらず疲労は蓄積され、不安や悩みやモヤモヤといった「ココロの疲れ」は解消されにくいの?という疑問が残るよね。

 

つまり、眠ることだけが休息・回復の手段ではなく、効果的なアーサナをやることや、呼吸法、そして何より瞑想が効果的だとヨーガ療法でも考えられているんだけど、このあたりについてはまた別の機会にまとめようと思う。

 

で、リストラティブヨガではあまり立位のポーズはガツガツやらないんだけど(やるとしてもブロックや壁などで頭や体重を支えながらが多い)、私の先生のリストラティブヨガクラスでは逆転のポーズはきちんとやる。

 

なぜなら積極的に休息・回復に働きかけるのに逆転のポーズがもたらす効果がとても大きくて、血流の流れやむくみ改善などの肉体的な効果に加え、ココロが落ち着くとか不安や不眠といった精神疲労の改善にも期待できるから。

 

休息、回復したいのに逆転ってなんか大変そうでは?って思うけど、脚を壁にもたせかけたり、ボルスターや椅子に乗せたりする穏やかなものが中心。たまに、「ロープで宙づり!」なんてポーズもあるけれど(実際はロープがあるスタジオは少ない)、これは子供の頃の鉄棒遊びを思い出すスッキリ気持ちいいポーズで私は大好き。

 

吉祥寺SHIZENヨガスタジオにはロープウォールが完備され、様々なクラスでロープワークが体験できます(スタジオのブログ、「ロープウォールを使いたい!」をご覧ください。)

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 (C)SHIZEN yoga studio

 

 

私も家にロープウォール欲しいなぁ~

 

また、セルフヒーリングをコンセプトとしたサイト「mahina pharmacy」に、私の先生がリストラティブヨガについて語ったインタビュー記事が掲載されてるのであわせてどうぞ!

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 (C)Mahina Pharmacy

 

 

私のクラス「otafukuyoga」でもリストラティブのポーズは効果的に取り入れるようにしていて、不定期でクラスも開催してるので興味がある方はぜひお越しください!