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スリランカ、アーユルヴェーダの旅その1

 

最初は2008年のクリスマスに、2度目は翌々年のゴールデンウィークに。これまで2度滞在したのはスリランカコロンボ空港から車で1時間半くらい南下したベルワラという街にあるバーベリンリーフ・アーユルヴェーダリゾート

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専門医が常駐し本格的な施術を提供する宿泊型の療養施設で、当地で大統領賞も何度か受賞してる老舗。ヨーロッパ(とくにドイツ)からの滞在者が多くを占めてた。

 

エントランス

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フロント

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中庭

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海水をひいたプール

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海から20メートルくらいの場所に様々なタイプの部屋が並んでる

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アーユルヴェーダとは5000年前から続いている世界最古の医学のひとつで、近年の統合医療への意識の高まりから、現代医学を補完する役割として注目されている。

 

病気の症状を治療することに加え、一人一人の免疫システムを高める助けをすることが主な目的で、単に症状だけを切り取って診る対症療法と異なり、その人の体、心、生活習慣など総合的なアプローチをとるのが特徴。おでこにタラララ~ッとオイルをたらすビジュアルイメージが強いかも。

 

本格的に説明してくととんでもなく深い話になって大変なので(私が)、あくまで旅の備忘録としてさらりと触れながら何回かにわけてまとめていこうと思う。

 

トリートメントを行うヘルスセンター

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このスリランカでのアーユルヴェーディックな日々をまとめるにあたっては当時の私の心身の状況がキーになるので詳細にふれてみようと思う。

  

 

2008年当時、私はクタクタだった。

あと半年あの状態が続いたらダメになってたんじゃないかな。

 

 

春、会社で幹部候補研修プログラムというものに選抜され、通常業務に加えて様々な研修課題をこなす日々が年末まで続いた。

 

プログラムの中身は多岐に渡っていて、講師を招いた経営観講義やディスカッションが複数回、何冊も課題図書を読んで論文の提出もあった。

 

さらに経営戦略、マーケティング、アカウンティングの問題集をやっつけて、マークシートと筆記の試験で合格点を取るのが必須。泊りの合宿が2回。様々な性格テストや、変わったところだと社長のカバン持ち研修などもあった。

 

すべてを通常業務に上乗せしてこなしつつ、さらに卒業課題として新規事業の企画と、その企画を経営メンバーの前でプレゼンすることが課せられていた。プレゼン日の年末に向けて、すべて同時に手をつけなくてはいけない。

 

今となっては大変光栄で有意義なプログラムだったんだけど、事業部長の推薦を受けてメンバーに選抜された私はひたすらプレッシャーを感じていた。

 

また当時プロフィット部門にいたため、「あいつ研修にかかりきりで通常業務がおろそかだな、業績が未達成じゃん」と思われてはいけない・・・とやっきになっていた。

 

さらに約20名のメンバーの中で女性が私ひとりだったため、今後の女性リーダー候補達のためにも頑張らなくちゃ!結果を出さなくちゃ!と痛々しく盛り上がっていた。

 

週末はほぼ研修課題をやってるか、終わらない通常業務をこなしていた。夏休みももちろんなく、シルバーウィークってなんですか?な状況。

 

当時ヨガは、近所のサン&ムーンドゥミルネッサンス、あと潰れちゃったホットヨガスタジオに通ってたんだけど、まずサン&ムーンから足が遠のいていった。

 

多忙過ぎて生活が荒れ放題、ココロもがっさがさ、全然ヨガ的な暮らしぶりじゃないことに負い目があって「ヤマもニヤマも無理だしっ!」ってイジケてしまい、本格的な道場を敬遠していた。その点ジムやホットヨガは体を動かすことだけに割り切ったプログラムだったから(今は知らないけど)まだ気軽だった。

 

とはいえ、ここまで余裕をなくすとヨガをやるとか、カラダを動かすってポジティブな気持ちもどんどん失せてくわけで。その時にヨガを日常の(人生の)拠り所とできなかった反省と悔いから、その後本格的にヨガを学ぶきっかけになったんだけど。

 

さらに試練は続き、秋には別チームも兼務でマネジメントすることになった(人事異動)。新しいミッション、新しい人間関係・・・このあたりから体に変化が起こった。

 

まず睡眠。明け方に目が覚めたり、寝てる時に脚がつってしまう(こむらがえり)。日中に暴力的な睡魔が起こる。それから生理不順と生理痛の劇的な悪化。

 

ダルイとか疲れが取れないのはもはやあたりまえで、マッサージや整体でも「お客さん・・・」とため息をつかれた。胃腸の不快感や便秘や頭痛や微熱、膀胱炎にもなった。ショックだったのは白髪と吹き出物の増加。目に見えて健康が損なわれていく。

 

それでも、「いやあ研修が大変でさー」なんて言い訳や弱音を、同僚や部下には絶対言いたくないし言っちゃいけないと思っていた。

 

11月のある週末、家でぼんやりパソコンを見ていたら突然ぶわ~っと涙が出てきた。だんだん過呼吸みたいになってシャックリ泣きになった。

 

こんなのはじめて。声をあげて泣くとかマジではじめて。けれど頭のスミで「こーゆーのを慟哭って言うんだっけ?違うか?」とかボンヤリ考えたりもして、感情と思考と体のアンマッチぶりがちょっと怖かった。泣くなら泣ききればいいのに、と。

 

しばらくして、まったくやる気をなくした私はその日のTODOは全部ほっぽらかして出かけることにした。バスにふら~っと乗ってなんとな~く青山へ。あえて避けていた大好きな旅の本屋さん、BOOK246に足が向いた。

 

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現実逃避。

妄想トリップ。

いいなーどっか行きたいなー。

 

ぼんやりしてると1冊の本が目にとまった。

 

緑の島スリランカのアーユルヴェーダ

緑の島スリランカのアーユルヴェーダ

 

パラパラめくってたらまた泣きそうになった。

 

そうだ・・・私こーゆーのやりたいんだった。

好きだったのに。

 

サクッと買って隣のカフェですぐに読んだこの本は、著者がスリランカアーユルヴェーダ施設を滞在し、そこで受けた施術や伝統医療について、心身の健やかさや豊かな暮らしについて書かれていて、巻末に著者が滞在した施設のアドレスが掲載されていた。それが私が後に訪れるスリランカのバーベリンリーフ・アーユルヴェーダリゾート。

 

導かれた・・・

行くしかない!

 

半分も読まないうちにカフェのパソコンを借りて施設に予約のメールを送った。よく考えず調べもせず、半ばヤケな直感行動だったかもしれないけどとてもスッキリした。

 

研修最終日の新規事業プレゼンが終わったら、翌日にはもう行っちまおう!スリランカで全部リセットしよう!あと1か月・・・大丈夫大丈夫!いけるいける!

 

その後も相変わらず体調は悪く、多忙はピークを極めたけど、号泣&スリランカ行き決定の日から気持ちはずいぶんラクになっていた。

 

ヘビィな心身疲労を引きずってスリランカに乗り込んだ私は、アーユルヴェーダ医師達に呆れられ、諭され、励まされ、癒される日々を過ごすことになる(続く)。

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 スリランカ南部、ベルワラという海沿いの街のアーユルヴェーダ施設でみた夕陽。

 

 

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