脳も内臓

 

世界中で指導を行うガブリエラ・ジュビラロ先生(Gabriella Giubilaro)の来日ワークショップに参加したのは2011年9月のこと。

 

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(C) SHIZENyoga

 

ワークショップの内容についてはまたいつかまとめようと思うんだけど、クラスの中で彼女が何度か言った「脳も内臓だー!しっかり使えー!」って言葉が妙に腹落ちしたのを覚えてる。

 

身体の知性を目覚めさせるために、いまこの瞬間、自分のからだと呼吸とマインドに何が起こってるかを見つめるために、「漫然とプラクティスするなー集中しろー意識しろー考えろー!」って流れで仰ってた(と記憶してる)。

 

その時の文脈や使われ方とは別に、脳と内臓ってなんとなく分けて捉えてた私は、「たしかに同じ臓器だよなぁ・・・機能が違うだけだよなぁ・・・」と妙に納得した。

 

その後、「脳も内臓だ」の名言に再び出会ったのは、日本ヨーガ療法学会理事長で私が学ぶヨーガ療法学校の先生でもある木村慧心氏の講義。

 

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(C) UNDER THE LIGHT YOGA SCHOOL

 

腎臓や肝臓や心臓といった機能が低下したり障害を起こすのと同じように、脳の働きが低下したり障害を起こすことはある、起こる、と。誰しも起こり得る、と。

 

心肺機能を高めるために運動したり、

消化機能を高めるために食事を工夫するように、

脳機能だって普通にケアする意識を持てばいいんだよね。特別扱いせずに。

 

ケアの方法は人それぞれだけど(私はヨガの動き、呼吸法、瞑想に効果を感じてるわけだけど)、いずれにせよ、「脳も内臓!」って認識を持つことからまずははじめてみたらいいんじゃないかな。がっつり使ってしっかり癒し、もし不調を感じても無用に怯えて見て見ぬフリをしてしまわないように。