リサ先生のWS、2013年冬

 

Lisa Walford (リサ・ウォルフォード)先生は世界各地にあるヨガワークス(YogaWorks)の教員養成プログラムのカリキュラム、およびプログラム開発担当ディレクター。

 

以前にもブログで紹介してます⇒(オススメ動画あり)

 

Lisa Walford

アイアンガーヨガの伝統のもと、インターミーディエット・シニア・ティーチングの証書を持ち、1982年よりロサンゼルスでヨガを教えてる。

(C)UNDER THE LIGHT YOGA SCHOOL

 

11月に代々木アンダーザライトでWSと指導者向けトレーニングを実施され、その1カ月後の12月にも再来日され、今度はヨガプラスにてWSを実施されました。

 

リサ先生ハードスケジュールだなー。

もちろん両方の来日クラスに参加しました!

 

今回も身体の使い方の細かい部分でたくさんの学びを得ることができました。より繊細に、小さな動きの中にも気付きを得るということ。コントロールするということ。

 

アルダ・チャンドラーサナに入る時、その前後でウッティータ・トリコナーサナを経由するんだけど、これまで前後のトリコナーサナをなんと雑にやってたことか・・・。

 

※以下は写真が左右逆なんだけど、下の手を床について①→②→①と移行します。

 

①ウッティータ・トリコナーサナ

 

②アルダ・チャンドラーサナ

(C)yoga JOURNAL

 

集中力も筋力も使い果たし「ふええええ(終わったーーー)」っとばかりに後ろ足をドスンと着地させ、なんとなく①をやってポーズを抜けていたワタクシ。

 

「意味があるから①を経由してる」わけで、そこをキッチリ細かくさらえたことで、この①→②→①の移行やアーサナの安定感が格段に変わったのを実感。前脚をすぐに伸ばさずに、バランスを取りつつ後ろ脚の内太腿をしっかり引き上げながらゆーーーーーーっくり前脚を伸ばしていく動き。宙に浮かせてる後ろ脚にもしっかりと意識を残し、引き上げ、伸ばしていく。

 

土台の安定と伸びやかさ、空間や広がり、集中と弛緩。相反するエネルギーによるバランスのせめぎあいを少しだけ余裕のココロで味わえるようになり、バランスポーズのワタワタ感(急ぐ、焦る、リキむ)が減り、穏やかに静かにキープできた。

 

バランスを取りながらキープする状態を急ぐ傾向に気付き、それは結局完成形への到達を急いでるってことで、つまり結果にこだわってるんだよねー。途中の過程をジックリ丁寧に運ぶことが(結果ではなく最中の行為が)キーなんだなぁ、とあらためて実感できた。

 

それからやはり、リサ先生のクラスはアライメントに加えて「心のありよう」についても触れてくださるので、それが今回も非常に印象的だった。

 

わたし達はなぜヨガをやるのか・・・

どのようにヨガをやるのか・・・

 

をくり返し仰っていた。

 

正しい姿勢を保ち、よりより呼吸を行うといった「肉体の健康のため」にやるのも目的のひとつ。いっぽうで、服やバッグや家や車といった物質的な豊かさでは得にくい「心と身体、自分という存在、いまこの瞬間に在ること」へのつながりを感じること、充足感を得ることも目的のひとつ。

 

ではどのようにそれを(内側を)感じていくのか・・・

 

例えば、美しく力強く喜びに溢れたものを内側に感じ、イメージし、それをアーサナの中に見出していくやり方。アーサナはたしかにカタチにとらわれたものではあるけれど(身体的な難しさを感じることもあるかもだけど)、その静なる動きの最中に無限に広がる内側の輝きを表現していこう、と。カタチを押し広げ、肉体を飛び越え、広がる内面を意識しよう、と。

 

そんなリサ先生のインストラクションで行うアーサナは、さっきと同じアーサナであっても(いつもと同じ私の肉体であっても)まったく別のもの。形の正しさ、姿勢の正しさは大切だけどそればかりじゃない・・・ということを、いつもいつも心に刻んでくれるリサ先生。

 

いかん、泣きそう・・・と気をそらしつつ(だいたいクラス中に1回くらい泣きそうになるんだけどけして泣き虫ではない)、あますことなく集中して言葉を拾い、胸に刻んだWSでした。

 

2013年は渡米のチャンスがなかったので、2014年こそはアメリカにトレーニングに行きたいなー。