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献血あれこれ

 

献血や臓器提供に関する自分のスタンスを考えはじめたのは10代のころ、父の病がきかっけだった。

 

助かる命があるいっぽうで、「人間の生命や自然の理の中で、はたしてどこまで医療という人的行為は許されるのか?」という倫理問題の間をアレコレと青臭く問答していた。

 

が・・・、

 

『やらない善よりやる偽善』という指針が固まりつつあるすっかり背脂ののったアラフォーのわたくし。献血にもばんばん行っております。

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いろんな献血ルームに行くのが好きなんだけど(暇か)、こないだは数年ぶりに有楽町のに行ってきた。相変わらずキレイ。

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 けっこう若い人もたくさんいました。

 

(出典)厚生労働省

 

「若者の〇〇離れ」ってメディアが使う場合、その多くは単に消費喚起したいだけのプロバガンダ的手法なんだけど、献血に関しては上記のとおり。若年層の数が減少してることを加味しても著しい減少傾向。

 

「お菓子や飲みものがタダだよ!」ももはや効かないんでしょうね。何かキラーコンテンツがあれば・・・ってもはやそんな問題でもなさそう。

 

また、献血関連では昨年、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していた献血者の血液が輸血され、60歳代の男性がHIVに感染したニュースがありましたよね

 

世界屈指の血液検査基準と技術を持つ日本においても、HIV判定における空白期間(判定不可の期間)がある以上、検査の目をくぐり抜けるパターンは起こってしまう。

 

HIVポジティブの自覚がなく、可能性すら疑わない献血者の場合は、問診やアンケートではまずあぶりだせないわけだし。

 

そんなこともあって今回はじめて、献血後に以下の案内をもらった。

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献血前にしつこく確認されるんだけど、ダメ押しで献血後に、「『あ!もしかして・・・』って思うことがあったら連絡ください」って呼びかける内容。

 

入り口でチェックして、

出口でもチェック的な。

 

献血による血液確保をし続けなければいけない以上、科学的な検査に加えて、提供者に対する確認を何重にもやるしか今のところ防ぎようがないんだよね。

 

そして、これまでこういった献血に頼っていた血小板の入手(っていうの?)が、iPS細胞から量産できる手法を京大が開発したってニュースもありましたね

 

新しい技術で血小板が安価に大量&安定供給できれば献血だけに頼る必要はなくなるわけで(献血で得られる血小板は約4日しかもたない)、これは今のところグッドニュースなのかな。

 

医療技術は進化し延命措置も発達し、その恩恵を受ける人が増えるいっぽうで、周辺課題・問題がイタチの追いかけっこみたくでてくる。課題を解決するテクノロジーは進化し、研究は進み、さらに様々な利権も絡んで複雑化する。

 

献血に限らず、新薬の開発と病理の定義付けや治療法の確立など、すべて光と影が表裏一体なわけで難しい問題だなーと、旅にでる400ミリリットルの自分の血液を見ながら(今回は全血献血)、いろんなことを考えました。

 

 ※お菓子も美味しくいただきました!

 

 

 

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