耳の不調時のヨガ練習

 

風邪をこじらせ急性滲出性中耳炎になり、それをもこじらせ右耳が痛み、難聴にもなり、この1カ月ほど本当に不便な状態でした。

 

・とにかく聞こえない

・自分の声が頭蓋で響いて声量がコントロールできない

・空気圧の調整がうまくできず耳と頭が痛い

・咄嗟にふらつく、階段降りるのとかちょい怖い

 

会議とか本当に困った・・・ちょっと離れた席の方が発言しても聞こえないので、ド無視して喋り続けてしまったり(それも社外の方との会議で)。

 

で、ヨガの練習に関しては耳に効果的な(あるいは禁忌の)アーサナを調べたり、師匠ケイコ先生に相談しながら続けていたので、そのメモを残しておこうと思います。

 

・逆転系は中止

シルシャーサナやハンドスタンド、ピンチャマユラーサナ等の逆転系はお休み。クラスでも別のポーズを指示してもらいました。

 

シルシャやピンチャは脚をあげる前の状態でポーンッと耳に圧力がかかり、ポーズすらはいれず。ハンドスタンドは上がる際にふらついてしまい、バランスが保てず、ホールドもできず。よって一切中止。

(C)yoga JOURNAL

 

・頭頂を下ろすアーサナは軽減

ウッターナーサナやプラサリータ・パードッターナーサナ等の頭頂を下ろす前屈は軽減して。上半身を半分起こすハーフポジションまでは大丈夫でした。

(C)yoga JOURNAL

 

ちなみにこれも一瞬やったら耳がズキッとしたので中止。

(C)yoga JOURNAL

 

頭が完全に真下になったり、強い圧がかからなければ割と平気みたいで、ダウンドッグ等は特に問題なかったです(感覚の違和感はずっとあるんだけど、痛みや危険は特に感じず)。

 

・首が伸びてスペースができると気持ちいい

ショルダースタンドはかなり良かった!耳の詰まりが抜けて、楽になる感じ。聞こえづらかったこの時期に、ちょうどアイアンガーのマーラ・アプト先生が来日されていて、トレーニングに参加した際に相談したところ、

 

↓頭側に壁がある状態でプロップスをセットし、少し脚を頭側に倒し、つま先を壁にあててサポートしながらやるように教わりました。

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(C)yoga JOURNAL

 

椅子を使ったバリエーションもたくさんやったかな。

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(C)yoga JOURNAL

 

あとはサポートを使ったカルナピーダーサナ、ハラーサナ、セツバンダサルバンガーサナのリストラティブポーズなどなど。

 

・体側を伸ばす、胸を開く、頭部を後方に倒す

バッダコーナーサナで背中が椅子の座面にあたるよう坐り、座面上に置いたボルスターやブランケット等に後頭部を預け、腕は頭上に。ウパヴィシュタコーナーサナでもOK(ってか写真とか絵がないとわかりづらいですよね。私はわかるんだけど・・・あたりまえかw)。

 

そもそも病み上がりでガツガツやれる状況ではなく、耳の痛みや危険を回避するのが精いっぱい。それでも身体の声を聞いて、無理のない程度にアーサナをやることで呼吸がラクになり、不安や怖れや焦りといった気持ちをやわらげるほうに良い影響があったんじゃないかな。

 

とはいえあくまで個人の感想です。効果効能を約束するものでも、医療従事者の指導によるものでもないです。眼圧や三半規管に関わるような諸症状は、当然ながら医師の診断を最優先でどうぞ(私ももちろんヨガをやることの確認は取りましたー)。