ヴェーダーンタキャンプ2015
ヴェーダーンタ学派の世界的な指導者、Swami Dayananda氏の直弟子で著名な僧侶であるスワミ・パラマートマーナンダ・サラスワティ師が、GW期間に来日して各地で講演をされます。
詳細は上記の各スタジオHPをご覧ください。
伝統的な経典の教えを、現代社会を生きる上でのわかりやすいテキストに置換して講義してくださるのはとても有難いですよね。
隠遁したり出家したり世捨て人となったりせず、社会のイチ構成員としてたくましくフロウするのに役立つ知恵を、ユーモアたっぷりに伝えてくださいます。
ちなみに私はSHIZENyogaのコースに参加予定、楽しみすぎる!当日までに経典を復習する時間が欲しいなぁ。
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★オマケ:オタフク子のヴェーダーンタざっくり解説
ヴェーダはインドにやって来たアーリア人の宗教(というか古い自然神崇拝)をベースとしていて、「祭祀・儀礼にまつわる知識」という意味を持ち、紀元前1300年頃に編纂された文献。
で、4種のヴェーダはざっくり(マジでざっくり)以下のような感じ。
①リグ・ヴェーダ(神々への祈りの讃歌集)
②サーマ・ヴェーダ(①を祭式中心に編集したもの)
③ヤジュル・ヴェーダ(祭式をする際の祭祀をまとめたもの)
④は医学関連の記述が多く、中国や古代ギリシャの医学にも影響を与えたと考えられてて、医学関連の内容を抽出したものがアーユル・ヴェーダと言われてます。
で、上記④種は以下の4部門から成り立ってます。
1.サンヒター(本集)ヴェーダの本体部分、チャラカとかゲーランダとか、
2.ブラーフマナ(祭儀書)1の説明書的なもの
3.アーラニヤカ(森林書)2と4の間で現世利益から解脱への橋渡し的な感じ、
4.ウパニシャッド(奥義書)哲学的秘説の集大成、ヨガ関連の記述が多い、
で、4のウパニシャッドがveda(ヴェーダ)文献のanta (最後、終わり)に成立したんで、別名ヴェーダーンタとも呼ばれるわけです。
要するに古いインドの文献をベースとした哲学のひとつ(インド哲学六派のひとつ)です!ってかなり乱暴な要約ですが、後は各々のペースで自習よろしくっ ↓ ↓ ↓ ↓
古典的なヨガの経典(ウパニシャッドの流れを組むもの、出家修行的な内容)
ヨーガ・スートラ: パタンジャリ哲学の精髄 原典・全訳・注釈付
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ジュニャーナ、バクティ、カルマを解く(現実社会に即した在家修行的な内容)
わたしのTT母校、代々木アンダーザライトでも指導されている成瀬先生の著書
「ヨガの実技を解説した本は数多くあります。しかしヨガを歴史的に、また思想的にとらえた本はほとんどありません。その意味で、本書はユニークな本です。ヨガのこころ知りたい人に、きっと役立つだろうと思います。」【帯推薦:ひろさちや氏】
- 作者: 成瀬貴良,Under The Light Yoga School (アンダー・ザ・ライトヨガスクール)
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