名言って
「沈黙は金なり、だよね~」とか「面白い仕事をするんじゃない・・・仕事を面白くするのだ!」とか、試しに会話の中で名言・格言を乱発してみたら、友達に「なんなのよさっきから(怒)」と言われたことがある。
そりゃそーだw
一見「いいこと言ってる」風だけど全部借り物、なにひとつ相手の気持ちを考えてないもんね。ストックフレーズ使ったったー!はまったーよっしゃー!な感じ。
普遍的な真理や一般論をコンパクトにまとめた言葉=名言・格言の類って、いろんな局面でいろんな人の背中をホイッと押してくれる効果がある。
「あるある」「わかる~」って共感を得られることが、長い時を経ても色あせず語り継がれる理由だろうし。長く生きればそのぶん「実用的でイイ言葉」もストックされてくわけで。
けどその一方で、取り入れ方を気を付けないと「自分で思考する」という努力をスルーさせかねないよなーとも思う。
決心する前に完全な見通しをつけようとする者は決心することができない。
― Henri Frederic Amiel
そうなんでしょうね・・・
行動は恐怖を消してくれる。
行動に移ろう。待っていてはいけない。
100%準備ができているなんてことはないのだから。
― Dominique Glocheux
おっしゃるとーりだと思います、はい。
身に沁みますなーいいこと言うねー。
行動に移すための「はずみ」や「景気づけ」に使うのはアリだけど、「いやでもしかし・・・」とか「そうはいっても・・・」って思考したり、悩んだり、もがいたり、ウジウジ冴えない時を過ごす(待つ)というのも大切な修行だよなーと最近つくづく思う。
耳障りのよさ、切れ味のするどさからうっかり「もともとそう思ってた!」って気にさせられるけど、「ほんとにそうなのか?」って確かめること、自分のアタマで考えたり思い悩む時間も大切だよね・・・だってヨギだもの(STAY FOOL!とか「考えるな、感じろ」なんて手垢まみれのツッコミはスルーしますw)。