テクノロジーについて考える

 

自分がいつ(何分後に)うんこをするか、あらかじめ知りたいですか?

 

そんなこと予測してどーする!

自分のカラダで感じずにどーする!(ヨガ的)

 

ま、普通はそう思いますよね。

最近いろいろ考えさせられたニュースがコチラです↓

 


うんこ「10分後に出ます」世界の悩みを解決する画期的デバイス、日本の教授たちが開発『D free』 - 週アスPLUS

 

【記事要約】

・サンフランシスコに拠点を置く日本のベンチャー企業が開発したデバイス

・お腹にペタッと貼ってスマホと連携、アプリが「10分後に出ます」と通知

・超音波センサーで膀胱や前立腺、直腸をモニターし排泄を予知する

・超音波技術、医学知識は東北大学教授や複数の医師がアドバイザーとなり開発

・ヘルスケアを目的に、特に需要が見込まれる介護領域で普及の見込み

・日本と米国から販売、出荷は12月頃

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ニーズウォンツの明確さ、センサーの使い方、社会性と意義(提供価値)、すべてひっくるめて、テクノロジーが果たす便益に膝を打ちました(「便」だけに!)。

 

これはいい!

素晴らしい!

技術革新ってこーゆーことなんじゃないの?!と

 

便意や尿意を普通に察知してコントロールできる人々にとっては、なんの価値もありがたみも感じられないかもしれない。

 

だって漏らさないから。

 

センサーやGPS機能の使われ方や、IoT(=Internet of Things)と呼ばれる『モノのインターネット化』が今後加速する中で、「なんでこんなアホみたいな便利を追求するんだろう・・・」と思う日が来るかもしれない。

 

それは健康で元気だから。

 

見えし聞こえるし喋れるし歩けるから。

でもそーじゃない人もいるんだよね。

 

尿失禁や便失禁という症状に悩む人もいるし、ちょっと不安な人や時々不安って状況はきっといくらだってあるし、「漏らすかも・・・」という思いやストレスが二次的な症状を呼び込んでしまう。

 

このデバイスはわかりやすく「意義ある革新」「正しい技術の使われ方」なんだろうと思う。てゆーか多くのテクノロジーは、「善き動悸」で発明・開発されると思うんだけど、結局は使い手・使い方しだいなんだよね。

 

その技術が、安心や安全や豊かさを後押しするような、人の暮らしに寄り添うような使い方であればいいんじゃないかと。

 

なぜなら、テクノロジーは進化するし、人間はどうしたって進化を求める。それ自体をどーのこーのと嘆いてみたり(嘆いたって戻らない)、強者視点で排他したり非難せず、

 

「なんのための技術なのか?」を見誤らず、自分にとっては不要でも「誰かの助けになってるのかもしれない・・・」という客観的な視点と洞察を持ち、

 

多様性を許容する懐の広さでいたいな~、と思いました。

 

※おまけ:NHKスペシャルでシリーズで放送された「NEXT WORLD」、観ました?

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「ビジネス、医療、娯楽など私たちの身の回りで日々出現する新たなテクノロジーをかみ砕き、5回に渡って、それが私たちの未来をどのように変えていくのかを探っていく(転載)」という内容。

 

個人的には第2回がとても興味深かったです。身近な将来に起こる、暮らしや人生に関わりの高い未来のテクノロジーを通して、「自分の求める豊かさや幸福ってなんだろう?」とテキスト的にご覧になったらオモシロイんではないかな。オススメです。

 

1.未来はどこまで予測できるのか

2.寿命はどこまで延びるのか

3.人間のパワーはどこまで高められるのか

4.人生はどこまで楽しくなるのか

5.人間のフロンティアはどこまで広がるのか