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母と叔母とのヨガ

 

この10日ほど母が上京し、途中からは叔母(母の妹)も合流して、やかましいおばあさんが2人、猫のおばあさんが1匹という賑やかで、温かくて、楽しい時間を過ごした。

 

母と叔母は我が家の様々なヨガ関連本を珍しそうに眺め、母はピンクのマットを、叔母は黄緑のマットをそれぞれ選び、「それじゃあヨガをお願いしようかね~」と嬉しい申し出をいただき、ほぼ毎日、少しの時間だけどヨガをやった。

 

間もなく70代という2人だけど若い頃からスポーツが好きで、69歳の母はいまも週に1回ミニバレー(ボヨンボヨンのボールでやるバレーボール)をやり、叔母もバドミントンをやってる。

 

加えて2人はお揃いの万歩計を持ってて、「やっぱり東京は歩くっちゃね~!」としょっちゅう嬉しそうに歩数を言い合っていて、歩くこと、カラダを動かすことを積極的にやらなくてはいけない年齢なのだ・・・という思いが強い。

 

比較的体力も筋力もある2人でも普段意識して使うことの少ない部位を使っていくと、「私はココまでしかいかんわ~」「ココが突っ張るわ~」と、ワイワイ楽しそう。

 

多くのシニアの方がそうであるように、母と叔母も「コレはナニに効くとね?」といった質問や、「こんな感じがする」といった感想をどんどん投げかけてくる。シニアの方ってクラス中もどんどん積極的に発言するよね。

 

最終的には壁を使ったブリクシャーサナやヴィーラ1&2、ウトゥカタにもチャレンジした。「難しそうやねぇ、できるやろか? → できたできた!」とワイワイ楽しんでいて、それがとっても嬉しかった。前屈、後屈、側屈、捻りを網羅し、リストラティブのポーズもいくつか取り入れた(2人はヴィパリータカラーニがすっかり気に入って毎晩やった)。

 

カラダを動かすことは、彼女らの切実な願いである「健康」にももちろん効果があるけれど、何より気持ちが晴れやかになること、安らぐ感じがすること、労りやねぎらい、単純におもしろくって楽しいことだと思って欲しかった。「ココが効かん(動かない)、コレがダメやわ、年やからもう無理やわ」と老化や機能不全を嘆くより、「こんなことがまだできる!」といった発見と自信を持って欲しかった。

 

指導者視点での学びとしては、母と叔母に限らずシニアの方は一般的に、

 

◆まずは理屈と効果を知りたい、

◆やるからには一生懸命やりたい、

◆一生懸命やりたいので多少の辛さや無理はガマンしてやるぞ!

 

というパターンが見られる。とにかくすぐ無理やガマンをして挑戦したがるので、指導においてはそこがポイントだと思う。「無理しないでね~」って言ったって向上心の鬼みたいになってるから、顔色、表情、血管、呼吸など繊細な観察がとても大切。

 

また同じポーズをやるにしても、「ココまででいいよ(軽減しといたよ、なノリ)」と言うより、「とりあえずやってみよう!」って言い方のほうが当然だけど士気はあがる。おだてりゃいいって話ではなく、「お年寄りだからうんと配慮しております」といった行き過ぎた丁寧さは不要(へたすりゃ無礼にあたる)って気付き。

 

安全性を求めるがあまりあらゆるリスクを回避しまくってナニがやりたいんだかサッパリ不明になったり、丁寧さや慎重さが行き過ぎて「かえって慇懃無礼」なバランスの難しさは、シニアに限らずヨガ全般でも起こるし、ヨガどころか一般社会(特にコンシューマ向けサービス)にも在る難しいポイントだけどね~。

 

 

1.シニアの方に行き過ぎた配慮は不要。見合ったチャレンジと、「トライした喜び」の成功体験が大切。

2.1をやるにあたっては当然安全性と正確さに徹底的に配慮する。観察が重要!

3.理屈や理由を知りたい、という傾向が強いのできちんと対応する。

4.チアアップ!ストイックな精神修行を求めてるわけじゃない(そらそうだ)

 

 

「こんな恰好生まれてはじめてやわ~」と大笑いされたのが印象的だったな。

お母さん、みどりおばちゃん、ありがとう!

お正月には2人の好きな色(ピンク、緑)のマットを買って帰るからね~!

 

 

 

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