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前後際断(ぜんごさいだん)

ヨーガ療法

 

いよいよ今日からヨーガ療法士認定講座(通称YTIC)がスタート。3か月ぶりに訪れた町田の東京支部に懐かしさはあまりなく、「いよいよか・・・」と、ただただ身の引き締まる思い。

 

第1回目の今日は、1年目のヨーガインストラクター講座(通称YIC)のおさらいや、これから学ぶ療法士のための概論、臨床データの取得方法の説明などがあり、アーサナ実技もYICの復習がメイン・・・だったんだけど、いろいろうっすら忘れはじめてる私。

 

おいおい。

 

で、YICよりパワーアップしたのは内容はもちろんのこと、毎回の宿題の量。

 

1.毎回の講義の中から小論文形式の課題が3点。

2.解剖学DVDとテキストで自宅で勉強し、それを経て記述式の課題を同じく3点。

 

ボリューム2倍!

わかりやすく大変度がUP!

 

特に2は、消化器系、循環器系、婦人科系・・・といった症例に基づく内容のため、解剖学や生理学の副読本も使ってきちんと勉強しなければ、ひとっつも記述ができない。

 

手が抜けないぞー!(抜く気かよ・・・)

 

さらに中間試験、症例研究の中間発表、実技演習など続々とやることが出てくる上に、すべては「1年目で学んだことを完全に理解してることが前提」ってたてつけ。

 

うおおおい大丈夫かああ。踏むなぁぁぁー!

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で、今日の講義に直接関係ないんだけど面白かった話。

 

福島大学白石豊教授はスポーツ界でメンタルマネジメントやメンタルトレーニングを指導されている第一人者で、サッカー日本代表岡田監督のチーム作りをメンタル面でサポートしたり、オリンピック選手や多くのトップアスリート達のメンタルマネジメント指導を行っている方。ビジネスコーチやNLPトレーナーらに加え、一般のビジネスマンまでもが指導を仰ぎにくるらしい。

 

その白石教授が、数年前の日本ヨーガ療法学会総会でお話された「本番に強くなる~ヨーガとメンタルトレーニング」という講演の中の話。

 

阪神タイガースの下柳投手とは、毎年キャンプシーズンになると白石教授が推薦図書をお奨めする間柄らしく、下柳投手はそのキャンプ期間中に10冊でも20冊でも読破する非常に勉強熱心な方らしい。

 

で、ある時白石教授が薦めた、沢庵禅師の「不動智神妙録」に書かれている言葉に下柳投手は非常に感銘を受け、以降グローブに刺繍を施すようになったらしい。

 

その言葉が、『前後際断(ぜんごさいだん)』。

 

味方がエラーをしたり(コノヤロー)、

審判の判定が辛めだったり(いまのがボール?!)、

ネクストバッターサークルでさっきヒットを打った選手がバットぶんぶんしてたり(奴ノリノリやん・・・)、

 

確かにピッチャーって、どんな状況でもたった20秒くらいの間に気持ちを切り替えて、目の前の打者に集中しないといけないよなぁ。

 

前(終わったこと、過ぎたことを手放し)、後(先のことに気を取られず)の際を断って、「イマここに集中する」はまったくヨガと同じ。同じっていうか、禅がヨガから派生したものなのであたりまえっちゃーあたりまえなんだけど。

 

本番に集中のピークを持っていき、折れないタフなメンタルを求められるアスリートのマインドコントロールに確かにうってつけの言葉だなぁ。

 

白石教授が、「グローブの刺繍なんていつ見てるの?」と聞いたら、下柳投手は「いつも」と答えたらしい。いつもチラ見して、つぶやいて・・・それはもはや彼にとってマントラのようなものなんでしょうね~、と講演の中で白石教授は語ってらした。

 

「イマここに集中する」ことで、過去の後悔や思いにとらわれたり、未来の不安を想像してしまう揺れるマインドを落ち着かせるのにヨガはとても有効ですね・・・というお話につながっていく興味深い講演で(私はDVDで観た)なかなか面白かった。

 

 

沢庵 不動智神妙録 (タチバナ教養文庫 30)

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心を鍛える言葉 (生活人新書)

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